欲張り素人の挑戦ブログ

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【誰でも出来る】英語学習マインドの作り方の話

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皆さんこんにちは。欲張り素人です!新しい職場での仕事(?)が忙しく週末しか記事を書くことが出来ません。正直仕事をしに行っているのか、混乱しに行っているのかわからないほどの状態ですが・・・笑。この話はまたどこかでさせて頂きます。

さて、本日のテーマは私が考える英語を学習する上でのマインド作りについてお話をしていきます。ちなみに、この話は最近欲張りにも登録をしたココナラ App内で有料でお話をするような有益な情報となっています。有料でも聞きたい!という珍しい方はぜひDMをお送りください!

今でこそ英語についてこのような話を出来るようになりましたが、私も駐在を開始した当初、リーディングこそ出来るもスピーキング・ライティング・リスニングは全く出来ませんでした。TOEICの点数で言うと600点前後だったと思います。

ここからは少し私の昔話になります。2015年5月にフィリピンに赴任をしましたが、赴任前2ヶ月ほど時間があったため、英語のニュースを聴き漁り、受験で使用していた本を引っ張り出し単語を思い出したり等していました。準備万全で(では結局なかったのですが)いざフィリピンのNinoy Acquino International Airportに着いた時、緊張で吐きそうになったのがフィリピン最初の思い出です。赴任2日目に経営会議に参加し、呆気に取られていた私のために隣りに座っていた気のいい副社長が色々と解説してくれます。しかし、彼の言っていることが全くわからない。とにかく怖かったのをはっきり覚えています。要は私も英語が全く出来ない人でした。

7年間必死に勉強をし、今では英語に対しての恐怖感や話す際の緊張感はなくなりました。また、自然と英語で会話が出来るようになりました。文章で書くとたった2行で終わる話ですが、その過程は決して楽なものではありませんでした。苦労して見出した、英語を学習する上で大切なマインドについて皆さんに共有したいと考えています。この記事が、英語学習を始めようとしている方、始めたものの中々成長できずに悩んでいる方にとって有益なものになれば幸いです!

では皆さんよろしくお願いいたします。

Can you speak English に対する回答

皆さんは外国人にCan you speak English?と質問されたらどのように答えますか?外国人のふりをして上記質問を10人にした結果、6人が「I can't (don’t) speak English」、3人が「I can speak English」そして1人が無視という結果でした。皆さん、6人が回答した答えに矛盾があるのお気づきでしょうか?英語が話せないと、英語で話しています。ちなみに、その6人の方に駅までの道のり(ほぼ駅が見えている状態)について質問をしたところ、殆どの方が「Go straight」「That’s one」と英語で教えてくれました。英語が話せない、と言っているのにも関わらずです。何が言いたいかというと、一つでも英単語を知っているのであれば、皆さんは英語を話すことが出来るんです。この考え方は、英語学習を飛躍的に進める上での大きなポイントとなるのでしっかり頭の中に残してください。

下手でも恐れない心

それでは逆に、外国人に対して「Can you speak Japanese?」と聞いたらどうなると思いますか?これもまた10人に試してみました。結果、10人いずれも「Yes, I speak Japanese」と回答したあと良くわからない日本語の単語を言い並べていました。正直意味のない単語もありましたが、いずれの方も自信満々にかつ楽しそうに日本語を「話して」いました。この違いは何なのでしょうか?日本人の奥ゆかしさを美徳とする気質に要因の一つがあるのではないでしょうか。悪く言えば、遠慮をしすぎているように感じます。話が見えていない方もいらっしゃるかと思いますのでストレートに話をさせて頂くと、英語学習で必要なことは失敗を恐れたり恥ずかしがらない心だと私は考えています。日本人はその奥ゆかしさより、ネイティブ並に英語が話せないと「I can’t not speak English or can speak English a little」と言ってしまう傾向があるように感じています。しかし実際は言語は相手に伝わることが重要であり、伝えるための失敗は恥ではなく恐れる必要はありません。勿論発音が良かったり早く話すことができればそれは格好良く見えますが、そうでなくとも相手と意思疎通をすることは十分可能です。恥ずかしがらずに意思疎通を図ることを心がけることこそ、英語学習をする上で最も重要な考え方だと考えています。

一つ私の失敗談を例に上げたいと思います。2015年にフィリピンに赴任し、英語学習を目的の一つに2017年にフィリピンの私立大学であるDe La Salle Universityの経営大学院に入学をしました。ご存知の通りフィリピン人は皆英語が堪能です。市場のおばちゃんですら当時の私と比べ遥かに上手な英語を話します。経営大学院に来るような人の英語力は遥か上のレベルです。私はそんな同級生の語学力に気圧され、授業中発言をすることが怖くなっていました。英語の上達を目的の一つとしたにも関わらず、英語を話すことが怖くなり話しかけてくれていた同級生と自然と距離ができるようになっていました。今でこそ思いますが、同級生は私の英語レベルを知っておりその上で話しかけてくれていたのです。私が勇気をもって意思疎通を図る努力をすれば、おそらく私の英語学習や友人作りはもっと早くうまくいったと思います。ゆっくりでも、発音が日本語英語のそれでも、英語を話しコミュニケーションを取ることは出来るのです。失敗を恐れたり自分の英語レベルを恥ずかしがることをやめ、まずはアウトプットの量を増やすことを心がけましょう。

1日15分では足りない

インターネットを見てみると、一日15分の練習で英語がメキメキ上達します!といった広告をよく見ます。私は個人的にそれは一部の限られた天才を除き不可能だと考えています。端的に言えば、英語の上達のレベルはかける時間に大きく左右されます。英語が当然の環境に身を置き、インプットだけではなくいかにアウトプットの量を増やしていくかが成長の鍵です。英語の聞き取りが難しいときは、例えば日本語字幕付きの映画を英語で見て、気になったセリフを何度も巻き戻して見て聞いて覚えるということを繰り返すことをお勧めします。繰り返しになりますが、語学学習に近道はありません。私が考える効率的な英語学習方法については次回以降でご説明をさせて頂きます。

上達を図る指標 

皆さんは英語の上達具合をどのように図るか想像できますでしょうか?TOEICの点数、英語を話す際の緊張度、英会話スピードと色々な尺度があると思います。私も英語を学習し始めたときは「いかに難しい単語を操り、早く喋ることが出来るか」を上達の尺度にしていました。自分自身の経験より、「頭の中で英語の言語チャネルが形成されたか」どうかを一つの尺度にすることをお勧めします。我ながら文字にするとなんのこっちゃ訳がわからないですね笑。これはおそらく英語圏からの帰国子女や英語が第一言語の方には理解が出来ない話かと思います。皆さんは英語の文章を頭の中で組み立てる際、どのように考えていますか?私もそうでしたが、おそらく①日本語で文章を組み立てる→②英の文章に変換するというプロセスを踏んでいるのではないかと思います。リスニングの際も同様に、①英語の文章をリスニング→②日本語の文章に変換する、というプロセス経ているのではないかと思います。この考え方が間違えているとは言いません。むしろ大半以上の人がこのプロセスで英会話とリスニングをこなしているのではないかと思います。しかし、ご存知の通り英語と日本語の文法には違いがあります。例えば「私はあなたが好きだ」という文章について、日本語の文法では主語→目的語→動詞の順で構成されています。一方英語の文法はI like you、つまり主語・動詞・目的語の順番となります。このような文法上の違いがある中で日本語で理解し英語に変換、または英語で把握し日本語に変換というプロセスは、反応を遅らせるだけではなく混乱を生む原因となり得ます。それでは、いわゆる世間一般英語が上手と言われている方々はどのようなプロセスを踏んでいるのでしょうか?今までの話からおそらく答えを推察されているかと思いますが、そうです。答えは「日本語→英語の変換なしに英語で文章を組み立てそのまま会話する」「英語の文章を聞き、日本語に変換せずそのまま理解する」というプロセスを頭の中で踏んでいます。変換するというステップがない為、会話のテンポも早まり英語と日本語の文法差に混乱することもなくなります。私はこの状態を英語チャネルが形成されたと解釈をしています。個人的には、英語が上手と言われるためにはこのプロセスを自然と踏むことが出来る状態を目指すべきであると考えています。従い、英語チャネルの形成状況を一つの尺度にするべきだと考えています。

英語学習で大切なこと

いままでの繰り返しになりますが、英語学習をする上で最も重要なことは学習マインドであす。その上で、「あなたはそもそも英語が話せる」ということをしっかり理解し、「英語を話すことが恥ずかしく怖いことである」という考え方をやめましょう。そして「時間が許す限り」英語に触れ、「最初から頭の中で英語の文章で組み立て、英語を英語のまま理解する」という事を目標に学習を進めることこそ私が見出した、英語学習における重要なマインドです。上記を意識するかしないかでは成長速度に大きな差が出てくると考えています。

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、英語を学習する上で大切にするべきマインドについてお話をさせて頂きました。これは私自身の経験(勿論失敗経験も含みます)より見出したものであり、英語学習に興味がある方にお役に立てば幸いです。少し抽象的なお話だったため、次回は私が実際に行った具体的な英語の学習方法についてお話をしたいと思います。

それではまた次回。最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう!

【うまく乗り切ろう】ヘッドハンターとの面接練習、Web面接についての話

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こんにちは!欲張り素人です!本編に入る前にこのブログについて。第一回目の記事を投稿したのは、10月11日でした。時は経ち11月3日本日時点、閲覧数は4記事合計で73回、内自分自身のアクセスは10回・・・・こんなもんなんですかね泣。ご参考までに、自分のPCから閲覧した回数はGoogle アナリティクス等でカウントされませんが、アプリから閲覧した場合それは1回とカウントされてしまうようです。63回もこのブログにアクセス頂けた、と自分に言い聞かせることにします!このブログのモットーでもありますが、最初は全員が素人です、玄人になるために欲張って頑張ろうと思います!

 

さて、五回目の記事は二回目の記事の続きとなります。第二回目の記事でヘッドハンターと付き合う上でのポイントについてお話をしました。読んでない方のために、結論はヘッドハンターに「遠慮しない」ことが大切です。それを踏まえ、今回はヘッドハンターと行う面接練習について、そしてWeb面接のメリット、デメリットについてお話をさせて頂きます。

この記事は、転職活動を始めようとしている方、これからヘッドハンターとやり取りを始める方にとって非常に有益なものとなります。ぜひ最後まで御覧ください!

ヘッドハンターとの面接練習

Web適性検査を突破すると、次は面接に進みます。その前に、必ず最低3回はヘッドハンターと面接練習をしてください。前述の通り、遠慮は不要です。下記に面接練習におけるポイントをまとめましたので参照ください。

  • 各面接練習の目的を知ろう
  • 面接練習は真面目に、最後まで通しでやろう
  • 最低2人のヘッドハンターと面接練習をしよう
  • 最初から「問題ありません」と言ってくるヘッドハンターには気をつけろ!

それではそれぞれ解説させて頂きます。

「各面接練習の目的を知ろう」 最低3回は面接練習をするようお伝えしましたが、それは一回目・二回目・三回目の面接練習にはそれぞれ異なる目的があるからです。一回目は、自分の現在地を把握するため。二回目は、一回目での反省点を修正しアウトプットトライするため。そして三回目は、面接日時直後に行い自分を鼓舞するため、となります。

一回目の面接練習については、ヘッドハンターから事前ヒントなしでやってみてください。慣れ親しんだヘッドハンター相手でも、意外に緊張するはずです。ポイントは、事前ヒントなしでやることです。何が正解かわからない状態で面接練習に挑むことで、自分のその時の実力が明確になります。反省点や直すべき部分を見える化し、自分の実力を大きく引き上げることが目的となります。

二回目は言葉通り一回目の反省点をふまえ訂正した回答を適切にアウトプットできるか試すことが目的となります。もちろん、二回目で得たアドバイスを受け引き続き回答を改善するようにしてください。

三回目は自信を持って実際の面接を受けられるようにヘッドハンターに褒めてもらうことが目的となります。これは意外に重要なので、最後の面接練習ではダメ出しなしで褒めてもらうよう事前にヘッドハンターに依頼してください。勿論3回目までに完成形にならなければ四回目以降があっても問題ありません。

「面接練習は真面目に、最後まで通しでやろう」 少なくとも1回目は間違いなく最初から最後まで通しでやってみてください。どんなに仲の良いヘッドハンターが相手でも、決してふざけたり恥ずかしがったりしないよう注意が必要です。自分をあえて緊張する状態に追い込み、実際の面接での緊張を和らげることが目的です。面接で失敗する要因は3つ、「準備不足」「縁がなかった」そして「緊張で本来の力が発揮できなかった」です。中にはポイントポイントで面接練習を止め解説してくるヘッドハンターもいますが、通しでやるようお願いしてください。

「最低2人のヘッドハンターと面接練習をしよう」 十人十色という言葉がありますがこれは本当です。例えば、私は「他社ではなく弊社に応募した理由を教えて下さい」という質問に対し、「財務体質の健全性」と答えました(勿論その他の理由も伝えましたが)。あるヘッドハンターはストレートで良いとコメントをくれましたが、一方その理由だけは言わないほうがいいというヘッドハンターもおりました。おそらくどちらが正しくてどちらが正解というものではないかと思います。それを念頭に、様々な意見に触れ自分自身腹落ちするアドバイスを選び、大いに成長できるようにしましょう。

「最初から「問題ありません」と言ってくるヘッドハンターには気をつけろ!」 これは割とどのブログ・本にも書いています。ダメ出しをしてくれないヘッドハンターは、私の主観ですが何も考えていません(ヘッドハンターの皆様すみません・・・)。もしかしたら勿論皆さんの受け答えが本当に完璧だった可能性もありますが、本気で皆さんのことを考えてくれているヘッドハンターであればアドバイスを必ずくれます。彼らもプロです。なお、私の場合二人のヘッドハンターと面接練習をしました。一回の目面接練習後、一人目のヘッドハンターからは「言うことなし」とコメントを頂きましたが、もう一人からは「面接練習をしておいてよかった、でなければ一次面接で落ちていた」とコメントがありました。どちらのヘッドハンターを選んだか、皆さんなもうらわかりますよね?

Web面接のメリット・デメリット

コロナが流行している現在、就職面接においてもWeb面談形式が一般的になってきています。私の場合はZoomを使って面接をした為入社するまで面接官の方とお会いすることはありませんでした。そこで、このパートではWeb面接のメリット、デメリットについてご紹介させて頂きます。

まずメリットです。

  • リラックスをして面接を受けることができる
  • カンニングし放題
  • 業務時間中でも面接の時間を取りやすい

「リラックスをして面接を受けることができる」 想像してみてください。Web面接では面接場所は自由です。勿論、背景は白いほうが良い、カメラが目線の高さに合うようにパソコンを設置したほうがいいといったポイントはいくつかありますが、自室の寝室から面接を受けることも勿論可能です。慣れ親しんだ環境で面接を受けることでリラックスした状態で面接に挑むことが出来ます。私の場合は上半身がネクタイスーツ、下半身はパジャマという状態で面接を受けました。また、直前まで自己暗示のために「お前は出来るぞー!」と叫んでいました。こういったことが出来るのはWeb面接ならではだと思います。

カンニングし放題」 これは決して不正を勧めているわけではありません。例えば、緊張して何を言えばいいかわからなくなってしまう人は、手元にキーワードを書いたメモを持って置くのも一つの手です。勿論目線が下がったりずっと文字を追っていることがバレてしまうと減点対象なので、例えばパソコン越しの壁に大きくキーワードを書いた紙を張り出しておくといったことも可能です。勿論、カンペが必要にならないほど対策をしておくことが一番ですが、何が起こるかわからないのが面接です。一つのやり方としてご紹介をしておきます。

「業務中でも面接の時間を取りやすい」 コロナの影響で在宅勤務になっている方も多いと思います。移動時間や待ち時間がないWeb面接は、スケジュールが立てやすくなるというメリットもあります。私も面接5分前まで普通に打ち合わせをしていました。

一方思いついたデメリットは下記があげられるかと思います。

  • 電波状況に悩まされる
  • 面接官を評価する事もカメラ越しでなければ出来ない

メリットだけではなく、きちんとデメリットについても把握しておきましょう。

「電波状況に悩まされる」 これはWeb面接ならではの悩み、いやリスクかと思います。電波が悪い場所でWeb面接をすると、画像が止まってしまう、音が聞こえない、面接が途中で切れてしまうといったリスクがつきまといます。勿論リカバリーも出来ると思いますが、一般的には準備不足とみなされる可能性もあります。本番前にWeb面接を受ける場所のシグナルを確認しておきましょう。私が受けた二社のうち一社は面接が途中で切れた場合はそこで終了、と事前にうたっていました。幸いにもそのようなリスクに見舞われることはなかったですが、終始不安はありました。

「面接官を評価する事もカメラ越しでなければ出来ない」 これは結構重要です。面接の場においては、採用側だけではなく皆さんも面接官を評価する必要があります。場合によっては転職先で長く勤務をすることになるため、皆さんも面接官の人柄や態度についてよく見極める必要があります。参考までに、内定を辞退した先の一次面接官は二人おりましたが、それぞれが質問している間もう片方の人は普通に仕事をしているようでした。面接の場においてそのようなことをするような社員がいる会社は、こちらからお断りです。条件は一緒ですが、対面でなければ人を信じることが出来ない人にとってはWeb面接はおすすめできません。

いかがだったでしょうか。今回の記事では、具体的に転職活動をしている人向けの少し詳細なお話をさせて頂きました。この記事が、転職を勧めている方、これから始めようとしている方にとってお役に立てれば幸いです。次回は少しテーマを変え、私が考える英語学習方法についてお話をさせて頂きます。

それではまた次回。最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう

【謎の生態】駐在員についての話 その②

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皆様!いかがお過ごしでしょうか。気温が最近ぐっと下がり、風邪をひかないかと心配しております欲張り素人です!

7年間近く熱帯性の国にいたため、日本の寒さはとても堪えます。。。皆さん、風邪などひかぬようぜひお気をつけください。寒くてあまり活動したくないというのが本音ではありますが、やはりそこは人生一度きり、欲張って生きていこう!がモットーの私、本日も頑張ってブログも更新していきたいと思います!

さて、本日も昨日に引き続き「駐在員って何しているの?」についてお話をしたいと思います。昨日は「駐在員の仕事・生活」についてお話をさせて頂きましたが、今回は「駐在員に求められる能力、メリット・デメリット」についてお伝えできればと考えています。

この記事は、将来海外で働きたい、その上で駐在員のことを知りたい、駐在員になりたいというかたにとても意味のあるものかと思います。ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです!

 

駐在員ってどんな能力が必要?

駐在員として求められる能力はどのような能力なのでしょうか?これは私の主観ですが、下記のような能力が必要になるかと思います。

  • 語学
  • 理解力
  • 調整力

語学については、詳細な解説は不要ですね。少なくとも英語は必須条件です。現地の言葉は話せなくとも何とかなりますが、市場やスーパー、レストランでは話せたほうがベターです。ちなみに私は2年間駐在し、タイ語で数字を10まで数えることが出来ないレベルでした・・・。中には英語も話さない駐在員もおりましたが、個人的にはどのように仕事をしていたのか全く理解が出来ません。通訳を雇っている方もいらっしゃいましたが、コミュニケーションエラーが多発していたようです。

次に理解力ですが、これは非常に重要です。海外で働くということは、日本と違う文化で働くということになります。例えば、フィリピン・タイの人々は人前で叱られる、注意されることを非常に嫌がります。そうされたことにより辞めてしまう人もいるほどです。私自身文化の違いを適切に理解しなかったが為に大きな失敗を犯してしまいました。

私が駐在を開始したのは2015年5月、27歳の頃でした。役職はVice President(部長クラス)であり、三十路前の若造が約60名のフィリピン人の直属の上司になりました。当時は入社6年目、勿論マネジメント経験などありません。また、当時は英語レベルも決して十分とは言えず、そんな私に22歳〜53歳のフィリピン人のマネジメント、というミッションを与えてくれた前職企業には、いろんな意味で本当に感謝をしております。話を私の失敗談に戻させて頂きます。駐在開始後4ヶ月経った2015年9月、通期人事評価の時期になり、私も日本で勤務をしていた当時の”日本人上司”の評価方法を思い出しながらフィリピン人の評価を行いました。フィリピン人は文化として転職を厭わず、通常人事評価後5%前後の社員が退職・転職をしていきます。しかし、私の人事評価実施後の退職・離職率は約13%と過去最悪の数値でした。当時の私は定量的な実績を主たる評価項目としている一方、定性評価の項目としてはいかに”まじめ”に、勤勉に会社に対して忠誠心を持って残業を厭わず働いているか”を主評価をしました。一方フィリピン人は、”辛い仕事をいかに楽しく、楽に、そしてワークライフバランスを大切に”しながら仕事をしています。そのような文化もあって、職場の上司の前でも気にせず踊り・歌い・食べ、そして大切な会議にも平気に遅れてきます。期日が迫った仕事があろうとプライベートの予定があれば帰ってしまうこともよくあります。要するに、フィリピンでは一般的な文化であることが私にとっての(日本人としての)非常識であったのです。今思うに、日本人としての常識に従いフィリピン人を評価していました。それに嫌気が差し、退職率・離職率13%を招いたと考えています。長々と話してしまいましたが、文化の違いは間違いなく存在します。自分にとっての常識は相手にとっての非常識であり、その逆もまたしかりです。それをしっかり理解し、相手を理解することが出来ない人は駐在員としては失格だと思います。私はこの失敗経験を通じ、フィリピンの文化をしっかり理解すること、そして適切なマネジメント能力を身につけることの重要さを学びました。その後De La Salle Universityという大学院でMBAを取得することになるのですが、その話はいつかできればと考えています。

最後に調整力です。これはシンプルに書かせて頂きます。駐在員は、様々な場面で調整弁として機能することを求められます。本社と現地法人、他国法人、異なる人種間等・・・。従い、物事を調整するというバランス感覚やその調整事項を遂行するための実行力が求められます。私はそれらをまとめて一言で調整力、と呼んでいます。

駐在員のメリット、デメリット

さて、今回の記事の最後のトピックとして、駐在員でいることのメリット、デメリットについてお話をさせて頂きます。すべての物事に裏と表がある通り、勿論駐在員になることにもメリット・デメリットがあります。それを適切に理解し、目指すべきものとするかを検討いただく際にお役にたてれば幸いです。

メリット

  • 日本での勤務と比較し、年齢以上の権限・肩書きを持つことができる
  • 業務領域が広く、多くの知見を身につけることができる
  • 日本とは異なる文化・環境下で仕事が出来る
  • 補助・福利厚生が豊富である一方物価が安く、貯金が増える

メリットの中で、2つ詳しく解説させて頂きます。

「日本での勤務と比較し、年齢以上の権限・肩書きを持つことができる」 前述の通り、私はフィリピンで駐在を開始した際27歳であり、日本での肩書きは主任一歩前笑でした。しかし、フィリピン・タイで与えられた肩書きはそれぞれVice President(部長)、Executive Vice President(副社長)と日本でのなんちゃって肩書きと比べ非常に高いものでした。それに従い多くの部下を管掌させて頂き、幅広い決裁権限を持たせていただきました。若い頃にはお金を払っても経験を買え、とよく言われますが、決裁者やマネジメントとしての経験は非常に貴重なものになります。何より、若い幹部としての肩書きを持つことは気持ちがいいです。

「補助・福利厚生が豊富である一方物価が安く、貯金が増える」 駐在員として海外に派遣をされると、一般的には海外勤務手当、危険地手当(駐在場所による)、責任者手当、家族帯同手当、単身手当と多くの手当がつきます。みなし労働になるため残業代はつきませんが、日本の給与総額を1とすると駐在員としての給与は1.5〜2になるのが一般的です。それに加え、家賃補助や車貸与・ガソリン補助等もあり、物価の安さもあいまって(これは国によりますが)駐在を3年前後すると家を建てるに十分な資金を築けると言われています。

この2つは、The 駐在員のメリット、といったところでしょうか。

一方私が考えるデメリットは下記の通りとなります。

デメリット

  • 家族・友人となかなか会えない
  • 社内人脈が希薄化する
  • 日本にいなければ出来ないこともある
  • 地政学的リスクと隣り合わせ

個人的にはデメリットのほうが重要なのでこちらは3つ詳細に説明をさせて頂きます。

「社内人脈が希薄化する」 考えても見てください。駐在員は海外にて勤務をします。普段やり取りをする日本人は現地法人内の駐在員か、本社の窓口、または他現地法人の日本人となります。私の場合は本社での定例会議等なかったため、本社の人事に疎くなり、社内の人脈が希薄しました。勿論、これは社外の人脈にも当てはまることだと思います。勿論定期的に日本に一時帰国できれば話は別ですが、現在のコロナの状況下においてはなかなか難しく、デメリットの一つとさせて頂きました。

「日本にいなければ出来ないこともある」 例えばですが、海外在住者の場合日本の証券会社(金融機関含む)の証券口座を通じた売買が出来なくなります。例えばSBI証券のHPには「当社に証券総合口座をお持ちのお客様が、海外勤務等の理由により一時的に出国(非居住者)される場合、原則帰国されるまでの間も当社の証券総合口座(お客様名義)にて有価証券をお預けいただくことが出来ます。ただし、当社では日本国外で金融商品取引業務を行う許可をなどを外国の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことは出来ません。なお、出国前に設定した積立NISAの自動積立は例外となります。これは増やす力を持つ者と持たざる者の格差が拡大し続ける中では大きなデメリットとなります。

勿論、日本でしか手に入らない物、食べられない物も駐在期間中は我慢をしなければなりません。日本に帰ってから食べる物の美味しかったこと・・・。

私の場合、USCPAの資格を取ろうとしており、資格の受験がうけられない、といった事も悩みの種でした。こう考えてみるとこれは駐在員でいる上での、本当に大きなデメリットとなります。

最後に、「地政学的リスク」ですが言わずもがな、例えばコロナの状況下においては、医療制度が整っていない国にいること自体がリスクとなります。また、アフガニスタンの例は極端ですが、駐在されている方がいらっしゃった事を考えると大きなリスク、デメリットになります。

さて、いかがだったでしょうか。今回の記事が駐在員を目指している、海外で働くことを夢見る方にとって少しでもお役に立てたら幸いです。次回はまた転職活動の話に戻りたいと思います。それではまた次回。最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう!

【謎の生態】駐在員についての話 その①

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皆様!いかがお過ごしでしょうか。欲張り素人です!

恐れていたことが起こってしまいました・・・転職先の業務に慣れることに集中するあまり、その他の活動がすべておろそかになっておりました。。。

まだまだリズムに乗れてはおりませんが、やはりそこは人生一度きり、欲張って生きていこう!がモットーの私、頑張ってブログも更新していきたいと思います!

さて今回の記事ですが、転職の話ばかりして皆様に飽きられるのが怖いので少し毛色を変えて「駐在員って何しているの?」についてお話をしていきたいと思います。

私は2015年~2019年までフィリピン、2019年~2021年までタイで駐在をしておりました。駐在を開始したのが27歳だった為、社会人の大半を海外で過ごす結果となりました。その経験より駐在員について多少はお話が出来るかと思います。そこで今回・次回の2回に分け「駐在員の仕事・生活、求められる能力、メリット・デメリット」についてお伝えできればと考えています。この記事は、将来海外で働きたい、その上で駐在員のことを知りたい、駐在員になりたいというかたにとても意味のあるものかと思います。それでは、よろしくお願いいたします!

駐在員ってどんな仕事をしているの?

勿論業種によって大きく異なると思いますので、今回は私がどのような仕事をしていたかについてお話をします。

フィリピン

事業のアドバイザーとして約60名程度の部下を担当。ビジネス拡大だけではなく、業務改善や新規事業開発にも従事。日本本社との調整や日本からの出張者対応等雑務もこなす。業務におけるレポートラインはフィリピン人社長、評価のレポートラインは日本人副社長。

タイ

事業の本部長として120名程度の部下を担当。フィリピン同様ビジネス拡大・業務改善・新規事業開発にも従事。BCPの策定や監査委員会の設立等毛色の異なる業務にも従事。業務・評価におけるレポートラインは日本人社長。

これだけ見るとかっこよく見えますね笑。しかしながら、実際のところはかなりの汚れ役であったと考えています。現地社員同士の喧嘩やいざこざに巻き込まれ、社長や本社からの無茶難題の対応に明け暮れ、コロナ対策に奔走し等大変なことばかりでした。ニューヨークの街を颯爽と闊歩し、ウォール街で白人と株式投資について語り合う・・・一時は駐在員に対しそんな夢も持っていましたが、現実は全く違いました。例えば、フィリピン駐在中の勤務地は、建物を一歩外に出ると野良犬や半裸のおじさんがいるような場所にありました。タイでは部下のご機嫌取りに嫌気をさし、何度全部放り投げてやろうか考えたかわかりません。タイ人トップと大喧嘩し、お互いを罵りあったりもしました。どちらの国も渋滞が酷く、10キロ程度の通勤に2時間ほどの渋滞に巻き込まれ膀胱が崩壊する等・・・愚痴をあげたらきりがありません。

 

駐在員ってどんな生活をしているの?

前項と違ってここでは多少いいお話が出来ると思います笑。企業の駐在員はいわゆる高級住宅地に住むことが一般的です。例えば私はフィリピン駐在中Makati市のRockwellという地区にある新築コンドミニアムの29階に住んでいました。家賃は日本円で約月30万円程度、地下にスーパー直結の通路というとても豪華な快適なコンドミニアムでした。タイでも日本人が多く住むBangkok都Thonglor地区にある月額家賃25万円のマンションに住んでおりました。日本でいうところの汐留・六本木エリアといったエリアでしょうか。もちろん家賃は会社が全額負担していたため、実質的に負担する費用は食費・電気水道代・交際費のみでした。このような福利厚生がある理由は非常にシンプルで、それは海外で済むこと自体が不便だからです。例えばすぐには親や友人に会うことは出来ないですし、場所によっては危険だからという理由で歩くことすら禁止されています(実際はそんなことはなく両国とも夜でもランニング等しておりましたが)。また、運転手付きの車が貸与されるケースも割と一般的です。駐車場代・保険代・燃料代も会社負担の為、ここでも費用は一切かかりません。私は自分でも運転することもありましたが、運転禁止としている企業も多いようです。従い、とにかくお金が貯まります。女の子に貢いだりした場合はもちろんその限りではありませんが笑。

一方休日の過ごし方ですが、フィリピンにいた頃はとにかくよく週末にダイビングや旅行に行っていました。なんといってもフィリピンは島国なので海がとてもきれいです。首都のマニラから車で2時間ほど行ったところに沖縄並のダイビングスポットがごろごろしています。タイに駐在していた際は子供と公園に行ったりするのが一般的でした(後半はコロナの影響でほとんど何もできませんでした泣)。アジアでは一般的にゴルフをして週末を過ごす方が多いようです。なんといってもコストが安く、キャディーさんも可愛いとの事です。私は二か国通算して一度もゴルフをやりませんでしたが、仕事に影響が出ることもありませんでした。

食事をする場所も二か国ともに困ることはありませんでした。特にタイは日本並みの日本食を食べることも出来、会食も頻繁にありました。Food Pandaがどちらの国も流行っているため週末は大抵家でFood Pandaデリバリーを利用していました。こう考えると、仕事と異なり生活面は割と理想的な生活が出来たと思います。

ここまで主に駐在員の仕事・そして生活についてお話をさせて頂きました。次回は駐在員に求められる能力、そして駐在員でいることのメリット・デメリットをお伝えできればと思います。この記事が海外で働きたいという夢を持っている方にとって少しでもお役にたてれば幸いです。

私は現在転職先で文字通り素人として四苦八苦をしております・・・しかし皆さんこれだけは覚えていてください。最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう

【元駐在員】海外で実際に体験した転職活動の話【転職活動】

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みなさん、欲張り素人です!

人生一度きり、欲張って生きていこう!をモットーにする、欲張り素人の挑戦記ブログになります。

下記のようなトピックに興味のある方、これから欲張って学んでいこうという方向けの雑記ブログです。初めての投稿のため、読みづらいところもあるかと思いますがこれからよろしくお願いいたします!

#海外駐在

#海外転職

MBA

#投資

#英語

USCPA

記念すべき2回目の投稿ということで、今日も張り切って書いていきますので宜しくお願いいたします。

なお私事ですが前回の記事に記載した通り10月1日に某メーカーに転職を致しました。転職先での業務学習、最近始めた投資信託管理、USCPA学習、そしてこの記事と最近めちゃくちゃ忙しいです。個人的にはこの忙しさは心地よいものですが、いったいいつまで続くか不安です汗。

さて、今回のテーマですが、「現役駐在員が駐在中に実際に体験した転職活動の詳細」になります。私が実際に使用した転職エージェントについて、転職プロセスについて、そして私が感じた転職活動におけるポイントについてお話させて頂きます。

 

転職エージェントについて

比較検討の為に有名どころの下記4社の転職エージェントに登録をしました。それぞれの特徴・感想を共有させて頂きます。なお、これは私の主観の為ネット上の口コミ、皆様の感想とは異なる可能性もあることをお見知りおき下さい。各エージェントいずれも得意不得意、特徴があるため、少なくとも2社は登録することをお勧めします。

Biz Reach 

1,000万円以上の求人広告数業界最多。外資系企業や優良上場企業の独占紹介案件等も多く、ヘッドハンターを指名することが出来るのが特徴の一つ。転職者の事前審査をしており、経歴によっては審査に落とされる可能性あり。審査結果が良い場合一定期間無料お試し期間があり、その間はヘッドハンターからのメッセージを無料で閲覧可能。しかし無料期間終了後は有料となるため、個人的には使いにくいエージェント。イクラス求人を求め、短期決戦で転職を終わらせる覚悟がある方にお勧め

選ばれた人だけのハイクラス転職サイト【ビズリーチ】

Career Carver

リクルートが運営する、高年収者向けの転職エージェント。登録・利用いずれも料金がかからない。ヘッドハンティング型の転職サイトである一方、自身で条件や業界を設定し案件を探すことも出来る。費用が一切かからないことに加え、私が興味のある業種の案件をピンポイントで紹介してくれるエージェントが多く、個人的には一番のお勧め。なお、私はCareer Carver経由のヘッドハンターの紹介案件で転職をしました。商社やコンサル等、専門性の高いハイクラス求人を求め、時間をかけてでもじっくり転職活動を行いたい方にお勧めです

リクルートのハイクラス転職・求人サービス CAREER CARVER(キャリアカーバー)

JAC Recruitment 

外資系企業に強みを持つ転職エージェント。取り扱い案件量はBiz ReachやCareer Carverに劣るも、高品質な案件を取り扱い事で有名。面談中担当業界の異なるヘッドハンターが入れ代わり立ち代わり参加するというユニークな面談をすることもある。ヘッドハンターの質自体は高いと思いますが、一人のヘッドハンターと時間をかけて話したかった私としては複数のヘッドハンターが順々に参加する面談は心地が悪くほとんど使いませんでした。特定の業種に絞るのではなく、より多くのヘッドハンターとの面談を通じ自分の転職活動の軸を見定めていきたい人にお勧め

外資系・グローバル企業・ハイクラスの転職ならJAC Recruitment

リクナビ Next

こちらも運営会社はリクルート。幅広い業界・職種の求人はもちろんのこと、ベンチャーから大手まで様々な企業規模の案件を扱う。案件がピンキリで、自身の要望に全くマッチしていないような案件も紹介してくるため、個人的には論外の転職エージェントでした。

【リクナビNEXT】で転職!

繰り返しになしますが、複数の転職エージェントに登録することをお勧めします。転職エージェントAは扱っているがBはそうではない案件、両社扱っているが情報が異なる案件等あり比較検討が可能になります。また詳細は後述しますが、可能な限り多くのヘッドハンターと面談をするためにも可能な限り多くのチャネルを持つようにしましょう。

 

転職活動のプロセスについて

転職エージェントを選び終えましたら、いよいよ本格的に転職活動がはじまります。転職活動のプロセスは、ざっくりと「①転職エージェントのHPに登録→②自己紹介を入力→③ヘッドハンターより連絡があり、面談→④ヘッドハンターにレジェメを提出(面談前に提出を依頼されることもあります)→⑤ヘッドハンターからの案件紹介→⑥選考プロセスに参加→⑦Webテストを受験→⑧ヘッドハンターと面接練習→⑨面接→⑩内定」となります。上記プロセスのうち、ポイントだけ説明させて頂きます。

②自己紹介の入力

基本的にヘッドハンターは皆様が入力する自己紹介を手掛かりに皆様にコンタクトしてきます。話を盛る必要はないですが、ご自身のキャリアを振り返り的確にポイントを記載するようにしましょう。今まで従事してきた業務や成し遂げた/達成した事を記載するとGoodです。

③ヘッドハンターより連絡があり、面談

自己紹介を見て皆様に興味を持ったヘッドハンターより連絡が来ます。その時は、積極的に面談するにしましょう。オンライン面談でも電話面談でも問題ありません。転職エージェント曰く、転職成功者は最低でも4名程度のヘッドハンターに会っているようです。時間の無駄と考えず、積極的に会うようにしましょう。なお、面談の目的は皆様の人柄を知ってもらい、皆様の要望や興味のある業種をヘッドハンターに理解してもらうことにあります。面接ではありませんしヘッドハンターもプロなので、考えがまとまっていなくとも自分の考えをぶつけてみましょう。きっと今まで見えていなかった観点からのアドバイスをくれるでしょう。

④ヘッドハンターにレジェメを提出

レジェメは履歴書と業務経歴書の二種類があります。前者は学歴、略歴、そして資格等を記載するもの、後者はこれまで従事してきた業務内容や達成事項、経験してきた事を記載するもの。履歴書・業務経歴書の書き方の本やネットを参考に一度書いてみて、コンタクトしてくれたヘッドハンターにレビューしてもらうことをお勧めします。最初提出する時は恥ずかしく感じますが、ヘッドハンターは採用者ではなく皆様のプロモーターです。遠慮せずに色々とお願いしましょう。なお、皆様を企業に紹介する、皆様が面接に進むまたは内定をもらうことでヘッドハンターは報奨を得ることが出来ます。利害関係は一致しているので、遠慮は無用です。

Webテストを受験

企業や業種により扱っているWebテストの内容が違うようです。ヘッドハンターにWebテストの種類を聞き、本を一冊買って傾向と対策を練りましょう。基本的にはそんなに難しくありません。足し算や掛け算、日本語・英語文章読解等がメインとなります。

⑧面接練習

これは必須です。私はプレゼンが得意と思っていましたが、一回目の面接練習後のヘッドハンターからのコメントは「面接練習をやっておいて良かった」でした。面接時の傾向と対策はYou Tube等で確認したにも関わらずこのざまです。ヘッドハンターに遠慮はせず、何度でも納得いくまで付き合ってもらいましょう。

⑨面接

いざ面接です。このご時世、Web面接が増えてきています。Web面接時の注意点については次回以降にお話をさせて頂きます。

 

ヘッドハンターと付き合う上でのポイント

話が長くなってきましたので、ヘッドハンターとうまく付き合う為のポイントを最後にお伝えし今回の記事の終わりとしたいと思います。

複数のヘッドハンターと会うこと

繰り返しになりますが、なるべく多くのヘッドハンターに会うようにしてください。ヘッドハンターによりスキル・人脈・案件はまちまちです。私は最終的には6名のヘッドハンターと面談をしましたが、今となってはそうして良かったと思っています。ヘッドハンターとの面談・質疑応答を通じ自分自身気づいていなかった考え方に気づくことが出来たなど、時間以上のメリットがありました。中には、まったくメール等の返信もなく、やる気が感じられず、「あなたばかりに時間をかけられない」とまで言ってくるヘッドハンターもおりました。少し話が脱線しますが、このようなヘッドハンターが自分の担当になってしまった場合、そのヘッドハンターが所属するリクルート会社に直接クレームを入れてしまって問題ありません。私は後任のヘッドハンターのサポートで転職活動を成功させることが出来ました。

ヘッドハンターへ遠慮しないこと

前述の通り、ヘッドハンターへの報酬は皆様がそのヘッドハンターを通じ企業と面接した場合、または内定をもらって初めて発生します。いわばヘッドハンターが皆様の転職活動を助けるインセンティブが働いています。ヘッドハンターに履歴書や職務経歴書のレビューをしてもらう、面接練習に付き合ってもらう、アドバイスをもらうといったお願いを積極的にしてください。それが皆様の転職活動成功率を高め、ひいてはヘッドハンターにとってのメリットに繋がります。遠慮は不要です。

パートナーとして対等に接すること

前項で遠慮は不要と書きましたが、勿論ヘッドハンターも人間です。最大限の敬意を払い、パットナーとして対等に接してください。ヘッドハンターは、皆様のプロモーター兼パートナーであり、部下やサプライヤーではありません。

企業との交渉事はヘッドハンターにお願いすること

ヘッドハンター曰く、日本人は企業との雇用条件の交渉に大きな負い目を感じる傾向にあるとの事。おそらく、入社後の円満な関係を求め、「お金」というセンシティブな事柄について入社前に事を荒立てたくないというのが本音だと思います。私も実際それは感じました。そういった時に仲介し、皆様にかわり交渉してくれるのがヘッドハンターです。これについても遠慮せずに、自分の要望が可能な限り通るようしっかり交渉してもらいます。

 

さて、第二回の記事はいかがでしたでしょうか。この記事が少しでも多くの方の目にとまり、お役に立てたのであれば幸いです。次回はヘッドハンターとの面接練習について、駐在員だからこそ聞かれる質問・アピールするべきポイント、そしてWeb面接のメリット、デメリットについてお話をしたいと思います。最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう!

【祝!!初ブログ】駐在員が海外で転職活動して日本に帰ってきた話

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皆さんはじめまして!

欲張り素人です。人生で初の投稿になるので、勝手に祝わせてもらいます!

人生一度きり、欲張って生きていこう!をモットーにする、欲張り素人の挑戦記ブログになります。

下記のようなトピックに興味のある方、これから欲張って学んでいこうという方向けの雑記ブログです。初めての投稿のため、読みづらいところもあるかと思いますがこれからよろしくお願いいたします!

#海外駐在

#海外転職

MBA

#投資

#英語

USCPA

それでは、早速第一回目の記事に入りたいと思います♪

 

駐在員と聞くとどのような印象をお持ちになるでしょうか?海外で華々しく働く、高級コンドミニアムに住む、ゴルフに明け暮れる・・・なんとなく煌びやかな生活を想像するのではないでしょうか?

実は、そんなことはありません。文化の違いや言語の壁に悩み、現地社員との格闘の日々。中には疲れてしまう人もいるのではないでしょうか。

最近私の人生における大きな転機があったのでその時の経験を皆様と共有をしたいと思い、このブログを作りました。初回の記事は駐在帰任転職をキーワードにして執筆しておりますが、今後は英語の学習方法投資信託USCPA等についても書いていこうと考えています!

私自身駐在員としての誇りを持ち業務にあたり、海外での生活や仕事を大いに楽しんでおりました。しかし、人生は一度きりと思い直し駐在中に転職活動を行い、帰国と同時に転職を果たしました。

この記事は、「帰国後のキャリアがわからず不安」「駐在期間中にキャリアップの為に何をすればよいかわからない」といった悩みを抱えている現役の駐在員の方には非常に有益な情報となっております。勿論、駐在員を目指している方、転職を考えている方全般にも意義があるものかと思います。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

私の簡単な経歴は下記の通りです。

  • 2010年に新卒で上場企業子会社(金融系)の会社に就職
  • 2015年5月から2021年9月までフィリピン・タイで駐在
  • 駐在任期中である2021年4月に転職活動を開始。
  • 同年5月に日本一のメーカーに内定を頂き、10月より勤務開始

転職を検討した当初は「駐在期間中に本当に転職活動ができるのか」「面接等受けるために日本に帰国しなければならないのではないか」「駐在員という肩書を捨てることが正しい選択なのか」といった多くの悩みを抱えていました。駐在期間中に転職活動をする方はあまり多くないように感じており、また検討をしている方も周りに相談し辛いのではないかと思います。この記事がそのような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

 

駐在員でも転職活動は出来る?

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はい。結論からお話をすると出来ます。これは私の主観ですが、現役駐在員という肩書は市場価値が高いようです。一般的には、駐在中に転職活動をするよりも、帰任後日本での仕事に嫌気をさし転職活動を開始する方のほうが多いようです。しかし、後者の場合帰任後の新たな生活・業務等に追われ中々集中して転職活動が出来ないという声を伺います。そういった意味では、個人的には駐在期間中に転職活動をする、というのは合理的な話であり、また決して難しい事ではないと考えています。

 

転職活動における注意点

注意点ついて自身の経験より、下記四か条にまとめました。

一条 転職活動をしていることを日本人社員・現地社員いずれにも絶対に隠し通しましょう。駐在先の会社の社員だけではなく、本社や他国のグループ会社の社員に対しても同様です。勿論一般的な転職活動にも当てはまることですが、駐在員の立場の特殊性を鑑みるとこれは絶対厳守です。

二条 転職をすると決めたら、速やかに関係者に通達をしましょう。最終出社日まで少なくとも3ヵ月程度あるタイミングで退職の通達をするのが理想的です。厳密には1ヵ月前通知法律上は事足ります。しかし、後任人事の検討・決定は国内のそれと比べ長くなる傾向があり、職場に迷惑をかけないためにも可能な限り早に退職通知をお勧めします。退職時にもめる可能性がぐっと減ります。一方で早く退職通達をする場合最終出社日まで時間があるため、自分自身に中だるみやモチベーションの低下がおこる可能性があります。立つ鳥跡を濁さず、を徹底するためにも自分自身の気持ちのマネジメントは大切です。それ以外にも私の場合は退職勧告通知後上司部下にそっぽを向かれてしまうのではないかという不安もありましたが、ここについては最後まで良好な関係を維持することが出来ました。

三条 引越や帰国に関連する費用負担を誰がするかを確認しましょう。可能であれば内定を受諾する前のタイミングで、ヘッドハンターを通じての確認がベターです。これを怠ると、後々死活問題になる可能性があります。最悪の場合、飛行機代・隔離代・PCR検査費用・船便航空便といった引っ越し費用(私の場合はタイから日本への帰国、3人家族の場合はざっくる200万円前後かかるようです)が自己負担となる場合もあります。なお、私の場合は転職先が全てを負担してくれたため自己負担はありませんでした。一方中には転職先・退職先いずれも負担をしてくれず、全額自腹といったケースもあるようです。

四条 転職先と、入社日について良く交渉しましょう。想像してみてください。退職先での引継ぎ、帰国準備、帰国、新生活準備、入社準備、入社という一大イベントが同時に発生します。十分な準備期間を持てるよう、可能な限り余裕を持った入社日とするよう心がけてください。入社日についてもヘッドハンター経由での交渉がベターです。入社する企業に悪い印象を持たれない為にも、言いづらい事はヘッドハンターに任せましょう。

 

どのように転職活動をした?

意外かと思いますが、ごく普通の転職活動です。転職エージェントに登録、ヘッドハンターと面談、そして面接。コロナの影響もあり、現在はオンラインでの面接が増えてきているようです。お世話になりましたヘッドハンター曰く、コロナの状況によらず転職業界は非常に盛況との事。私の場合はメーカーと総合商社2社の選考を進めましたが、メーカーはMicrosoft Teams、商社は自社開発のテレコンアプリを使用しての面接でした。いずれも最終面接までオンライン面接だったため、入社したメーカーの面接者の方々とは入社後はじめて対面でお会いしました。従い、転職活動自体はハードルになりませんのでご安心ください。なお、転職活動の詳細については次回以降にてお話しさせていただきます。

 

メリット、デメリット

さて、ここからは駐在期間中に行う転職活動のメリット、デメリットのお話をさせて頂きます。まずメリットですが、私の経験から下記があげられるかと思います。

  • 駐在員、という肩書を使うことができる
  • 選択肢があるために心の余裕がある
  • 十分な引継ぎができる

一つ一つ解説していきます。まず、「駐在員」という肩書は強力です。少なくとも海外での暮らしに順応できる・英語に問題がない・外人と仕事ができるという証明になるため、採用する企業からすると肩書=安心感になります。マネジメントの経験があると+αです。

「選択肢があるため心の余裕がある」 転職活動において心の余裕は自身に非常に有利に働きます。前述した通り、帰国後に海外での業務とのギャップに嫌気がさし転職活動をする方もいらっしゃいますが、その場合必要に迫られて転職活動をしているため大きなプレッシャーとなります。一方駐在中の転職活動は「現職で駐在員を続ける」という選択肢もあるためそれが心の余裕となり、肝心の面接等で普段通りの力を発揮することが出来ます。

最後に「十分な引継ぎができる」ですがこれは私自身意外でした。金融業の場合、通常異動の内示後約1か月内での異動が一般的です。一方、転職による帰国の場合、帰国日を自身でコントロールすることも出来るため、帰国日まで十分な日数を設けることが出来ればイコール十分な引継ぎ期間となります。そしてそれは愛すべき現地社員への影響を軽微なものとする、という好循環に繋がります。

 

一方思い立ったデメリットも紹介しておきます。

  • 忙しい
  • モチベーションマネジメントが必要
  • 寂しい

一つ目と三つ目、シンプルですみません汗。

まず忙しいですが、前述の通り転職をする為には転職活動→退職宣言→引継ぎ→帰国準備→帰国→隔離→新生活準備→入社準備→入社と数多くのステップを踏まなければなりません。特に、退職・帰国・転職という一大イベントが続くため、精神的にも肉体的にも忙しく疲れます。しかし、これを乗り越えた先には新生活が待っています。気力で乗り越えましょう。なお、ご家族がいらっしゃる方はご家族ケアを最優先にしてください。ご自身以上にご家族がストレスを感じるのは間違いありません。勿論、転職決めたよ!と報告する前に今後の人生プランを含め事前に相談をしておきましょう。

「モチベーションマネジメントが必要」 転職が決まると行く先ばかりに気を取られ、退職先での業務がおろそかになる可能性があります。しかし、今までお世話になった職場です。また、将来再就職する可能性もゼロではないかもしれません。立つ鳥跡を濁さず、を念頭にしっかり最後まで働きましょう。

最後に、単純ですが自分で選んだ道ですが、別れは辛く寂しいものです。自分で言うのもなんですが、私は現地社員に対し厳しい上司だったと思います。それでも、似顔絵やアルバム、幸運のお守りを送別品として贈ってくれ、空港まで送りに来てくれた社員には非常に感謝しています。最後は空港で一人泣きました。

 

ここまでで約4,000文字弱、今回はここまでとさせていただきます。記念すべきブログ一回目の記事としてはいかがだったでしょうか?

この記事が悩みを抱えている現役駐在員の方、転職中の方そして駐在員を目指している方にとって少しでも役に立てば幸いです。

次回以降で、転職活動の詳細についてお話をさせて頂きます。また、転職先での気づき等も発信していきたいと考えています。お気づきの通り、本ブログは欲張り素人の雑記ブログです。今後は駐在経験や転職経験だけではなく、英語の学習方法、投資信託、米国会計士受験と私の興味があることについて発信していこうと思います!

最初は全員が素人です、欲張りでいることが玄人になる第一歩です、皆さん欲張って生きていきましょう